BtoB SaaSの開発・運用を支援する「SaaSus Platform」、メールアドレス不要の「ID認証」に対応

「日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ」を理念に掲げる株式会社アンチパターン(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO兼VPoE:小笹佑京、以下「当社」)は、BtoB SaaS開発・運用を支援するプラットフォーム「SaaSus Platform」において、メールアドレスではなく任意のログインIDを用いてユーザー認証を行える「ID認証」に対応しました。
本機能により、SaaS事業者は、メールアドレスを持たないユーザーの利用や、メールアドレスをログイン情報として使用しない業務要件に対応しやすくなります。従来のメールアドレス認証とあわせて、社員番号やユーザーコードなどをログインIDとして活用し、サービスやユーザーの特性に応じた認証方式を選択できます。労務管理や建設現場の業務支援など、さまざまなBtoB SaaSにおいて、利用者の働き方や現場の運用に合ったログイン体験を提供できます。
ID認証対応の背景
BtoB SaaSでは、利用者が必ずしも個人のメールアドレスを持っているとは限りません。たとえば、労務管理SaaSや建設現場向けSaaSでは、メールアドレスを持たない従業員や現場スタッフにもサービスを利用してもらうため、社員番号やユーザーコードなどでログインできる仕組みが求められる場合があります。
一方で、認証機能を個別に実装・運用するには、セキュリティ、テナント管理、トークン管理、認証方式の切り替えなど、多くの設計・運用負荷が発生します。
SaaSus Platformでは、BtoB SaaSに必要な認証・テナント管理・ロール管理を共通基盤として提供しています。今回のID認証対応により、SaaS事業者はメールアドレス認証に加えて、ログインIDを用いた認証方式を選択できるようになりました。
ID認証でできること
任意のログインIDによるユーザー認証
メールアドレスの代わりに、任意の文字列をログインIDとして利用できます。ログインIDには、半角英数字、ハイフン、アンダースコアを使用でき、最大50文字まで設定できます。
メールアドレス認証との併用
ユーザー作成時に、メールアドレス認証またはID認証を選択できます。同一テナント内でも、ユーザーごとに異なる認証方式を混在させることが可能です。
テナントIDと組み合わせたIDログイン
認証APIを利用した独自ログイン画面では、ユーザー名とテナントID、パスワードを用いたIDログインを実装できます。SRP認証によるチャレンジレスポンス方式により、パスワードをそのまま送信せず、安全に認証処理を行います。
SaaSごとのログイン体験に対応
SaaSus Platformの標準ログイン画面を利用する場合は、認証詳細設定からログインIDでの認証を許可できます。また、認証APIを利用することで、自社サービスのUIに合わせた独自ログイン画面からID認証を実装できます。
活用例
たとえば、労務管理SaaSでは、個人のメールアドレスを持たない従業員が、社員番号などをログインIDとしてサービスを利用する運用が考えられます。建設現場向けSaaSなど、現場で働くスタッフが利用するサービスでも、メールアドレスの取得を前提とせず、ユーザーコードなどを用いたログイン体験を提供できます。
また、既存の業務システム・パッケージソフトをSaaS化する際に、利用者がこれまで使っていた社員番号やユーザーコードをログインIDとして活用する用途にも対応できます。SaaSus PlatformのID認証を利用することで、SaaS事業者は利用者や現場の運用に合ったログイン体験を提供しながら、テナント管理やロール管理と連動した認証基盤を構築できます。
利用方法
SaaSus Platformの標準ログイン画面でID認証を利用する場合は、SaaS開発コンソールの認証詳細設定で、ログインIDでの認証を許可します。
独自ログイン画面でIDログインを実装する場合は、SaaSus Platformが提供する認証APIを利用します。メールアドレス認証とは異なり、IDログインではユーザー名とテナントIDを使ってチャレンジリクエストを行います。その後のSRP認証計算とトークン取得の流れは、メールアドレス認証と同様です。
- ドキュメント:https://docs.saasus.io/ja/docs/part-7/faq/saasus-platform/
- 実装ガイド:https://docs.saasus.io/docs/part-6/implementation-guide/auth/advanced-sign-in/
SaaSus Platformについて
SaaSus Platformは、BtoB SaaSの開発・運用に必要な認証、テナント管理、料金プラン管理、メータリング、請求連携などを支援するプラットフォームです。SaaS事業者がプロダクト固有の価値開発に集中できるよう、共通基盤となる機能を提供しています。

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